目立たない能力

先日、とあるテストを受ける機会がありました。と言ってもペーパーテストではなく、実際に体を動かしながら遊び感覚のもの。空間認知に関するものでした。

やや方向音痴の傾向がある私でしたが、このテストの結果は上々。他の方の結果を見ていると、左右の空間認知に差がある人が多くいました。例えば、左後ろだけ極端に実際と認識のズレが大きいとか。これがサッカーに関するものだと仮定すると、左右、また前後や斜め方向にあるボールや選手(動いているものも止まっているものも)に対する感覚がそれぞれ少しずつ違っていて、これは利き脚などと同じくポジションの適性に僅かでも影響するのではないかと考えながら見ていました。また、武道などでよく「気配」という言葉が使われますが、視認を伴わない方向にいる相手の「気配」の感じ方についても、同様だと思います。


利き脚や戦術理解などと比べればほんの些細な事だと思いますが、それでも一瞬の判断の遅れが失敗に繋がるサッカーだからこそ、どの方向に対する感覚が優れているのか、劣っているのかを自分で把握できればマイナスにはならないはずです。対戦相手の感覚的なものまでスカウティングする必要はないと思いますが、それらが積み重なって、選手の「プレー傾向」や「癖」になることはあると思います。実際に対峙する中で気付いた相手のプレー傾向は、様々な局面で駆け引きの材料になっていると思います。


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