リーグ前半戦終了

3/21の開幕からもうじき3ヶ月。なでしこリーグ1部は既に9節を消化し、折り返し地点。カップ戦はAC長野パルセイロレディースは3試合消化。来月までに残り5試合です。


リーグ戦:4勝2分け3敗/勝ち点14/得点12/失点12

カップ戦:0勝1分け2敗/勝ち点1/得点0/失点6

公式戦合計:12試合/4勝3分け5敗/得点12/失点18


リーグ戦は、首位ベレーザとの勝ち点差が6。まだまだ上位に食らいついていけば上位で終われる可能性も残っています。ちなみにベレーザとINAC両方から勝ち点を奪ったのは、3位以下のチームではパルLだけです。混戦を演出しているのはパルLと言って良いと思いますが、3位ノジマステラと4位レッズレディースには負け、少し離された5位になっています。後半戦の期待値を上げる要素としては2つ。1つはやはり横山久美選手の帰還。試合数とほぼ同数の得点が見込め、更にFKや組み立てでもリーグトップクラスの選手が戻ってくることは後半巻き返しの上積みとしては非常に大きいです。2つめは、残り9試合の内、6試合がUスタ開催だというホームアドバンテージ。既にUスタで開催されたベレーザ戦とINAC戦の終盤でのゴールは、本田監督が「リーグイチの観客」と讃えるパルLサポとスタジアムの魔物が後押ししたゴールでした。上位2チームのアウェーゲームは厳しいものとなりますが、アウェーで特に内容で完敗だったレッズL戦、フルボッコされたノジマステラ戦については、是非ともホームで雪辱してほしいものです。そして、もうじき3年目に突入しかねない悲願のジェフL相手の勝利(先日の引き分けで連敗はストップ)を是非Uスタで成し遂げてほしいものです。

カップ戦については、まだ5試合残ってはいるものの、各リーグのトップだけが決勝に進むことを考えると、好調のINACとノジマステラ両方が落ちてくるという展開は望み薄なので、ほぼ決勝進出の可能性は無いと見て良いかと思います。であれば、この先の5試合は実験的な意味合いとリーグ戦再開に向けての上積みを視野に入れながらになるはず。日程的には8月が中断期間になりますので、疲労やケガはここである程度回復が見込めます。また、横山選手はリーグ戦再開の第10節から試合出場可能となります。


ここまでのAC長野パルセイロレディースの戦績と、各選手の出場データは以下の画像の通り。先発>途中出場>リザーブの順でオレンジ色を濃くしてあります。また、ロスタイムについては計算の都合上入れていませんので、実際は途中出場の選手がもう少し試合に出ています。

各選手の合計出場時間は以下の通り。リーグ戦+カップ戦の合計値です。

1枚目の画像を見ると、現チームの構成と選手起用にいくつか規則性があるのが分かります。

GKについては、序盤は池ヶ谷選手が先発していましたが、ここ3試合は昨シーズンの守護神だった望月選手が先発に復帰しています。2人のGKが入れ替わるタイミングは、2回ともに奇しくもノジマステラ戦の直後です。しばらくは昨年と同じくこの2人が鎬を削ることになるでしょう。小髙選手にも期待したいですし、風間選手は恐らく9月開幕の国体@福井に出場することになると予想してますので、ここで活躍して先輩たちにプレッシャーを与えてほしいと思います。

守備陣については、ずっと色が付いている(出場しなくてもベンチに入っている)選手が多く、特にケガで昨シーズン出場が無かった野口選手については、小泉選手復帰までは左SB、ノジマ戦の大量失点以降はCBとして出場機会を得ています。ノジマ戦後に先発から外れている髙橋選手ですが、出場機会が巡って来た時には活躍して、本田監督を悩ませてほしいと期待しています。五嶋選手は左右中央と守備は何処でも出来るので、先発でもリザーブでも外せない存在になっています。右は攻撃のオプションとしても藤村選手が不動。左は昨シーズンフル稼働していた小泉選手がケガから復帰しましたが、試合を見ているとまだ100%には届いていないように見えます。ケガの影響ではなく試合勘、連携面なので時間が経てば解決すると思いますが、走力・スタミナでは遜色ないものを持っている池崎選手も面白いと思います。鈴木里奈選手は五嶋選手の復帰と共に入れ替わりでベンチ外になっていますが、ノジマ戦で出場したようにチャンスはまだあるはず。

中盤は真ん中の2人が不動、前目の左右は流動的といったところでしょうか。ベテラン中野選手の起用法が、セカンドトップ的な役割から齊藤選手とポジションを入れ替え中盤左になるオプションも増えました。まあこれは相手にもよると思います(ジェフ戦はあまり機能せず、後半元に戻したらしいです)が。DFの小泉選手が戻って来たタイミングで内田選手がベンチ外になりましたが、國澤&木下のダブルボランチを休ませる、またリスタートのキッカーとしても内田選手は欠かせない存在だと思うので、出場機会はあると思います。内田選手については面白い起用法を推すご意見もお聞きしましたが・・・もし実現すればそれはそれで楽しそうでもあります。あとは、現状突破口にはなっているものの得点に結びつくことが少ない右が懸念材料か。中村選手が先発、滝川選手が途中出場のパターンが多いですが、まだ藤村選手も含めた連携で崩す場面は少ないように思います。ここが機能すれば、現在試合数と得点数が同じと攻撃がそれほど目立っているわけではないパルLの大きな武器となるはずなのですが。

FWに関しては、先発が西川・鈴木陽の両選手のどちらか。両方同時にピッチに立ったのはセレッソ大阪レディース戦の後半、短い時間だけでした。リザーブは、開幕から4試合が古舘選手、その後は三谷選手が入っています。後半戦に横山選手が帰ってくれば、中盤前も含め攻撃陣は間違いなく横山選手を軸に再編されると思います。その中に食い込めるよう、全選手がアピールをしておかないと厳しいと思います。西川選手はまだ日体大戦の2得点のみで、ようやくINAC戦で得点は無かったもののチームの守備に連動した、と思ったら、ジェフ戦では前半のみで交代と、まだまだ本領発揮には至っていません。既に4得点を決めU20代表キャンプに初招集された鈴木陽選手も、試合数を考えればあと1~2得点欲しいところ。


先日、パルLの練習を見学した時に、サポの大先輩である方々から色々な話を聞けたのですが、次のセレッソ戦はメンバーを大幅に入れ替えても面白いんじゃないかという話で一致したので、私的にこんなメンバーではどうでしょうという提案が、以下の画像です。

守備陣は、GKに池ヶ谷選手。CBは#3髙橋選手#4鈴木里奈選手の超真面目?コンビ。SBは右にゴシ、左に池崎選手。左右逆でも良いかもしれません。

中盤真ん中は、カップ戦で1試合先発から外れ休養した國澤選手にまとめ役として出てもらい、きのぴがお休み。代役は内田選手。左右の攻撃的ポジションは、右に神田選手、左に大宮選手。この2人は、居残りシュート練習で特に決定率が高かったので選んでみました。神田選手はシュートの種類を試すような感じ、逆に大宮選手は狙って同じ種類のシュートを続けていました。内田選手と神田選手については、中野選手を外している手前、リスタートのキッカーとしても見せ場を作ってほしいものです。

FWは、まだ今シーズンほとんど出場機会の無い古舘選手と三谷選手。古舘選手は恐らくほとんどデータが無いのが逆に強味(笑)でも交流戦の得点を見たのもあって、試合で見たい思いが強くなります。動きも面白いし。面白いって言っちゃあ失礼なんですけど(笑)前でどんどん攪乱できるんじゃあないかという期待です。で、セカンドトップ的な役割で三谷選手。ちとちゃんと同じく三谷選手も無理にミドルというよりは動きの中でチャンスを創る感じの方が良いかなと思って見てました。

お互い3試合消化で勝ち点1のチーム同士の対戦。負けてもほぼノーリスクなので、上記の実験&上積みがシーズン中に試せるタイミングなんじゃないかと思います。ここまで入れ替えるかというと難しいと思いますが、2~3人は本田監督も入れ替えてくるんじゃないかな~・・・どうでしょう?

土曜日、期待してます。

0コメント

  • 1000 / 1000