今日は2018年2月14日。
テレビではピョンヤ・・・平昌冬季オリンピック真っ只中。激闘が繰り広げられております。普段ずっと追っているわけではない競技でも、世界トップクラスの極限の凌ぎ合いというのは見ていて恐ろしく緊張するものです。採点競技には納得いかない面も多々ありますが、採点すら吹っ飛ばす勢いだったスノーボードハーフパイプ男子決勝はもう本当に凄かった。お互いが大技による大怪我を乗り越えて、五輪の舞台で初となる大技を互いが決めるという。
どっかの誰かが以前「他人に自分の人生乗っけてんじゃ(ry」みたいなこと言ってましたが、世界トップクラスになるには尋常ではない才能と尋常ではない努力があって、そうなれなかった私、才能も努力も残念ながらない私は、彼ら彼女らの活躍に夢を見る。その為にチケットを買って、忘れられない瞬間を自分の人生に共有したいんです。それは時に自分が応援している対象の栄光の瞬間だったり、屈辱の敗北だったり、或いはキャリアの終わりであったり。
かつて私は競馬場で、自分が応援して何度も目の前で勝利を挙げた馬が、ゴールまで帰ってくることなく故障し安楽死処置となったレースにいたことがあります。勝てなかった、帰ってこれなかった。例え存在そのものが消えたとしても、ファンが調教師がジョッキーが、その時のことをふと思い出し、語り合うことがある。実際、そうなんです。ヨーロッパーサッカーの文化について書かれた記事の中に「記憶の共有」という言葉があったのを覚えていますが、スポーツは正にこの「記憶の共有」が大きな要素のひとつではないでしょうか。
サッカーの観戦(現地だけでなくTV観戦も含む)は、私にとっては当時の自分の境遇や聴いていた楽曲、ゴールシーンなどとリンクして今でもすぐに思い出せる大切な思い出になっています。華やかなセレモニー、マイヤーのゴール、ジーコのハットトリックに心を奪われたJリーグ開幕。初めて多くの試合をリアルタイム+録画で見まくったアメリカW杯。こたつの中で食い入るように見た高校サッカー選手権雪の決勝。国立競技場で真剣な試合ではなかったけれど舞うようにピッチの上でボールを捌いたロベルト・バッジョ。
今では、一番多くの情熱を注いで注視しているのは、地元AC長野パルセイロレディース。
恐らく今までで一番の狂気を味わった(冗談ではなく)2016年なでしこリーグのホームINAC神戸戦。今ではハイライトすら消されてしまったけど横山選手がハーフラインから一人でドリブル突破してベレーザ相手にゴールした2016リーグ最終戦。2017年横山選手の壮行試合。苦しんだ夏場から秋にかけての試合、久々の勝利に安堵したホーム最終戦。クッソ寒い(笑)秋の終わりの雨の中苦戦した皇后杯バニーズ戦。現場にいた試合も、ネットやテレビで見た試合も、良い思い出です。
今年もリーグ開幕前に、千葉で多くのチームが集まる交流戦が開催されます。5日間で非常に多くの試合が行われる、チームや選手たちにはキツイ、でもテストマッチとして非常に意味のある、観戦者にとっては無料で非常においしい(笑)ありがたい企画です。パルセイロレディースは初日の今日さっそく試合に挑み、KSPO(韓国から参加)相手に3-0の快勝だとか。私も数試合観戦に行きたいと思ってます。
Jリーグももうじき開幕、ACLは昨日からスタート、欧州サッカーも冬季中断が終わり今週はCL、ELも再開します。
また、楽しいシーズンが始まります。
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