2017年12月24日、全試合終了後に長野Uスタで行われた「Jリーグインターナショナルユースカップ」表彰式の様子です。
決勝の試合は、来賓席に長野市陸上競技場で第1試合を戦ったシャペコエンセとマルセイユのメンバーが到着して観戦していました。
決勝を戦った両チームが一旦引き上げ、束の間の静寂に包まれるUスタ。
残っている人のお目当ては、勿論表彰式。ピッチ内では表彰の準備が進められていました。
ん・・・?サンふじ??
準備完了後、全参加チームのメンバーがグラウンド脇に集合し(見ての通りチーム毎に固まってはいますが整列とは言い難い状況(笑))、表彰式が始まりました。
先ず最初に表彰されたのは、この日の第1試合(3位決定戦)に勝ったサンフレッチェ広島ユース。
プレゼンターにはJリーグの村井満チェアマンや加藤久雄長野市長の姿も。まあリンゴがあった時点で予想は付きましたが。
3位メダルを掛けられ、整列する広島ユース。その中でも一際小さい桂選手ですが、攻撃時のドリブル、クロスは素晴らしい精度でした。
続きましての表彰は、準優勝の京都サンガU-18。
パルセイロの堀江社長は、この日は長野県サッカー協会副会長としてのプレゼンターでした。
そして最後はやはり、優勝したガンバ大阪ユース。
右から岡治キャプテン、河合選手、原田選手。
長野市長賞は全チームに贈られるようで、代表してガンバユースの河合選手が授与。
クリスタルっぽい盾と、副賞としてリンゴ(長野県産サンふじ20kg?)が全チームに贈られました。
そして村井チェアマンから岡治キャプテンにトロフィーが渡され、歓喜の瞬間!
・・・だったんですが、播戸選手が実況で「後ろに紙吹雪か何か欲しいっすよねw」って言ってたけどその通りですw寂しいよwせめて紙吹雪でも打ち上げ花火でも用意してあげればいいのに。
ヾ(≧▽≦)ノ
続いて個人表彰。得点王は、全試合得点のガンバユース原田選手。
松永英機Jリーグアカデミーダイレクターから記念品が贈られました。
そしてMVPの発表。
「各試合において両チーム監督および選手1名が最も活躍した選手に投票し、その投票結果をもとにJリーグが決定する」とあるので、各試合4票ずつということでしょうか。
その結果、MVPに選出されたのは・・・ガンバユースの守備の要、#3大石選手!
「えっ俺・・・?」って感じでしたが(笑)選手・監督が選んだんだから間違いないと思います。
表彰セレモニー終了後、参加5カ国の国旗が並べられ、参加全選手が入っての記念撮影。
参加選手の皆さんお疲れ様でした。
この大会はユース年代の国際経験を積む為に始められ、今年で3回目。毎回長野市で開催されています。詳細については、村井チェアマンと松永アカデミーダイレクターの大会総括がありますので、そちらをご覧ください。
個人的には、長野Uスタジアムが出来上がり、AC長野パルセイロ及びAC長野パルセイロレディースの本拠地として使用されていますが、女子サッカー日本代表の国際親善試合が既に2回行われ、また今回の大会も含め、Jリーグや日本サッカーに対する寄与という点で、このスタジアムの付加価値は高められているように思います。収容人数では国内ビッグクラブに遠く及びませんが、1万5000人収容のスタジアムだからこそ出来ることもあるし、村井チェアマンのコメントの最後にある「こういう立派なスタジアムがあることで、国際大会が開けるというメリット」という点で、長野市を中心とした東北信のサッカーファン(私もその一人)は、これを誇りに思って良いと思います。そしてそれは、今大会の合間の交流パーティーで長野西高校の生徒たちによる書道パフォーマンスや長野高校生徒によるクイズ出題があったり、試合に関わるアナウンス(日本語・英語)を地元高校生が担当したり、サッカーの枠に留まらない国際交流の場として、今大会が大きな意義を持ちますし、長野市にとっても大きな財産になるのではないでしょうか。
また、選手育成に関する指導者交流(海外へのコーチ派遣)、Kリーグの審判団の招聘など、選手だけでなく指導者や審判員にとってもこの大会は大きな交流の場となっているようです。
選手たちにとって、普段接したことのない海外のチームとの対戦という大きなメリットがありますが、観戦する者にとっても、今回の大会に参加した選手が将来CLやEL、クラブワールドカップ、ACL、Jリーグ、代表の試合などに出てきた時、若かりし頃のこの選手を直に長野で見たんだ!という楽しみができます。放送で播戸選手が紹介されてましたが、日本でプレーしているムルジャ選手は、今回来日したヴォイヴォディナでキャリアを飛躍させたそうです。もしかしたら今回の来日メンバーが将来様々な舞台で活躍するかもしれない。そんな日が来ることを楽しみにしています。
改善点は、村井チェアマンも書かれている通り大会の日程。5日間で4試合はさすがに厳しい。特に海外チームにとっては遠征メンバーにより出費も違うので少数で来ることになり、マルセイユは16人で来日して大会前に1人ケガ、更に2~4戦目に退場者を出す踏んだり蹴ったりの大会になってしまいました。滞在費用などなど課題はありますが、何とかしてほしいと思います。
また、集客についても、せっかくの良い大会であるのに、周知や宣伝活動が全く伝わってこない。私はJユースカップ決勝で告知されていたので興味を持って逐一日程など追っていましたが、SNSでの宣伝、地元でのメディア露出などもう少し増やすだけで、観客数はだいぶ変わるのではないでしょうか。
それと、海外クラブのライセンスなどあって難しいのかもしれませんが、せめて大会プログラム冊子くらいは作って配布なり販売なりしてほしい。あるいは大会ロゴの入った何かしらのグッズを作るとか。安上がりのピンバッジ。ちょっと高めのキーホルダー。豪華にタオマフ。さすがに無理か・・・。でも、参加選手に記念品で渡すもの+販売用に流用くらいで最低限のロット数は確保できると思います。記憶の彼方に消え去るには惜しい大会ですので、形で残るものがあれば尚更良いと思うのですが如何でしょうか。
色々書きましたが、海外チームも含め4試合も見ることが出来て楽しかったです。また来年も期待しています。大会に関わった全ての皆様、ありがとうございました。
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